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多汗症の治療
多汗症の治療には外用薬治療、ボトックス注射、超音波治療、交感神経切除治療などがあります。
どの治療法にも長所、短所があり、決定的な治療法がないのが現状です。
多汗症の外用薬治療
多汗症の外用薬としては塩化アルミニウム液、塩化ベンザルコニウム液などが使われます。
外用薬は1日1回、就寝前に使います。
多汗症のボトックス注射
ボトックスとは筋肉や神経の伝達をブロックする薬のことで、多汗症の治療ではボトックスをワキの下に注射します。
ボトックスは交感神経繊維をブロックすることにより汗腺への発汗指令を止める働きをするため、根本的に汗が出なくなります。
この治療は非常に簡単で治療時間は10分〜15分程度です。
年に何回か注入していくことにより、数年で汗腺が萎縮して汗の分泌量が減少します。
多汗症の超音波治療
多汗症の超音波治療は汗腺類を効果的に破壊できるので、多汗症の原因であるエクリン汗腺も除去することができます。
ただし、エクリン汗腺はある程度再生する上に、体温調整などで体が必要とする器官なので、手術のときもある程度残すことが重要になります。
多汗症の治療のための交感神経切除
多汗症の治療のための交感神経切除とは、発汗を作用している交感神経をブロックするというものです。
手汗の場合は「胸腔鏡下交換神経切除術」と言われる胸腔鏡(スコープ)を使って胸部交感神経を遮断します。
同様に足汗を止める場合には、腰椎の交感神経をブロックする手術があります。
この治療法には代償性発汗という副作用が認められており、治療に際しては意志との十分な相談が必要となります。
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